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日本の電力需要のうち太陽光発電がシェア30%を目指す!

太陽光発電協会(JPEA/東京都港区)は、2020年5月18日、「2050年の日本の電力シェアのうち約30%を太陽光発電で賄う」との新たなビジョンを発表しました。パリ協定の長期目標から逆算したビジョンとして、同協会が力強く発表した新たな声明です。太陽光発電投資の将来性も、今よりますます明るくなっていく予感です。

日本における電源構成の現状と太陽光エネルギーの位置づけ

太陽光発電投資とは、太陽光発電設備を利用した「投資」です。「投資」である以上は、現在よりも将来のほうが伸びる、との期待が前提となります。

果たして日本における太陽光発電は、現在よりも将来のほうが伸びる、という期待が成り立つのでしょうか?

まずは、2019年の日本国内における電源構成の現状を確認してみましょう。

日本国内における電源構成の比率

電力調査統計などによると、日本国内における電源構成の比率は、次のようなものと考えられます(速報値としてお考えください)。構成比の大きい順で見ていきましょう。

  • 1位 天然ガス…36.0%
  • 2位 石炭…27.8%
  • 3位 その他火力…8.7%
  • 4位 太陽光…7.4%
  • 4位 水力…7.4%
  • 6位 原子力…6.5%
  • 7位 バイオマス…2.7%
  • 8位 石油…2.6%
  • 9位 風力…0.8%
  • 10位 地熱…0.2%

ほんの数年前までは、太陽光発電を含む自然エネルギーが占める割合は、ほんのわずかでした。

ところが2019年になると、上記のように太陽光や水力が上位に登場。水力は古くから利用されている電源と考えれば、太陽光の躍進は目を見張るものがあります。

日本国内における電源別のシェア時系列

では、太陽光発電を含めた各電源の将来性を予測するため、エネルギー全体における電源別のシェアを時系列で見てみましょう。

電源 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
火力(※) 87.9% 85.7% 83.6% 80.8% 77.9% 75.0%
原子力 0.0% 0.4% 1.7% 2.8% 4.7% 6.5%
太陽光 1.9% 3.0% 4.4% 5.7% 6.5% 7.4%
水力 8.0% 8.6% 7.6% 7.6% 7.8% 7.4%
バイオマス 1.5% 1.5% 1.9% 2.0% 2.2% 2.7%
風力 0.47% 0.50% 0.54% 0.61% 0.69% 0.76%
地熱 0.24% 0.25% 0.22% 0.21% 0.22% 0.24%

※天然ガス、石炭、石油、その他火力をすべて含む

全体感としては、これまで電源の主軸であった火力発電が、年々減少傾向にあるという印象。併せて、太陽光をはじめとした一部の自然エネルギー発電が、年々増加傾向にあるという印象です。

では、各電源について、2014年から2019年までの間にどれだけシェアが増減したかを確認してみましょう。

  • 火力…0.85倍
  • 原子力…(2014年が0%だったので算定不能)
  • 太陽光…3.89倍
  • 水力…0.93倍
  • バイオマス…1.8倍
  • 風力…1.62倍
  • 地熱…1.0倍

それぞれの電源で多少の増減があるものの、太陽光だけが突出して急増していることに気付くでしょう。

なお、先の時系列で示した表を改めて確認していただくと、太陽光は年々1%プラスのようなペースでシェアを増加させていることが分かります。太陽光発電協会は「2050年の日本の電力シェアのうち約30%を太陽光発電で賄う」とのビジョンを表明しましたが、単純に現在のペースで太陽光のシェアが増加し続けた場合、2050年には協会の目標を大幅に超える37%程度に達します。

ヨーロッパにおける太陽光エネルギーの位置づけ

太陽光発電の将来を占ううえでは、自然エネルギー導入の先進地域でもあるヨーロッパ(EU)の電源推移や現状を見ておくことも有効です。

EUでは、1990年代以降、自然エネルギーの導入に積極的。電源全体に占める自然エネルギーの比率は、2017年に30%を超え、わずか2年後の2019年には34%にも達しました。

ヨーロッパの中でも特に注目すべき国がデンマーク。年間発電量のうち自然エネルギーが占める割合は、実に84%にも達しています。中でも風力と太陽光の割合が大きく、両者を合わせて年間発電量の約55%を占めています。

パリ協定にも見られる通り、世界のエネルギー構成はヨーロッパの推移を目標に動いています。加えて日本は京都議定書を採択したホスト国。日本においては、原子力発電の将来はまだ不透明な状況ですが、少なくとも火力発電の比率が徐々に減少していくこと、自然エネルギー発電の比率が徐々に増加していくことは、おおむね既定路線になりつつあるようです。

まとめ

日本の太陽光発電投資においては、「固定買取制度の買取単価が年々減少している」というマイナスの視点からの指摘が多く見られます。その一方で、現実には上の「数字」で示した通り、太陽光発電のシェアは着実に成長しています。

これら推移や現状に鑑みるに、太陽光発電の将来性は高い、と判断するのが自然ではないでしょうか?

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