経験・実績不足の業者に要注意

太陽光発電業者ミス

太陽光発電システムの経験や実績が不足している業者からの購入は、思わぬトラブルを招いてしまうリスクが高まります。

経験・実績不足の業者を選ぶことによってどんなトラブルのリスクが高まるのか、それをここでご説明します。

経験・実績不足の業者によって起こる2大トラブル

太陽光発電システムの経験や実績が不足している業者が起こしやすい2大トラブルとして挙げられるのが

  1. 設置方法の理解不足によるトラブル
  2. 法令等の理解不足によるトラブル

となります。

それぞれについて詳しくご説明しましょう。

1.設置方法の理解不足によるトラブル

太陽光発電の経験や実績が不足している業者は、「設置・施工の方法や手順をきちんと理解していない」というケースが少なくありません。

そんな場合に起こりがちなトラブルとしては、おもに以下のようなものが挙げられます。

  • ボルトの締め付けが甘く、強風時にパネルが飛んでしまう。
  • 架台の強度計算や固定が甘く、架台に歪みが生じたり転倒したりしてしまう。
  • 施工技術が未熟なせいで、パネルに段差ができてしまう。
  • パワコンの設置工事ミスで、パワコンのメーカー保証が受けられなくなってしまう。最悪の場合、パワコンの発火などの事故を引き起こすこともある。
  • 配線の施工が未熟・雑な状態となり、不具合リスクを高めてしまう。
  • 屋根につける太陽光発電の場合、屋根の穴あけが必須となるが、屋根の仕様や構造を業者が理解しきれていないと、雨漏りしやすい場所に穴をあけてしまうことも多い。
  • さらに、屋根にあけた穴を埋める際にも、屋根の素材と相性の悪い部材を選んでしまうことも少なくない。

いずれも「太陽光発電システムを長く安全に使う」という基本を根本から揺るがしてしまうような重大なリスクばかりです。

いくら太陽光発電システムそのものがすぐれていても、設置・施工の質が悪いとどうにもならないのです。

2.法令等の理解不足によるトラブル

太陽光発電の経験や実績が不足している業者は、太陽光発電に関する法令についての知識も不足している可能性があります。

たとえば、太陽光発電に関する補助金が受けられると安請け合いをしたものの、業者の説明不足や認識不足が原因で、申請のタイミングが遅れたり条件が合わないなどの理由で補助金が受けられなくなる、というのはよくある話です。

また、最悪の場合、「太陽光発電の設置自体が法令違反と見なされ、撤去を求められる」というケースもあります。

たとえば2016年12月には、愛知県瀬戸市のメガソーラーが、法令違反で3分の1が撤去を命じられるという事例が発生しました。

これは業者側が、森林法などの関連法規に無許可・無届けのまま建設したことが最大の問題となっており、法令に詳しく、さらにその法令をきちんと守ろうとする業者であれば絶対に起こらなかったトラブルです。

「安さと引き換えのリスク」はとらないようにしよう

このように、太陽光発電の経験や実績が不足している業者には大きなリスク要因が潜んでいます。

こうした業者は実績作りのために安い値段を提示することも少なくありませんが、その安さと引き換えに受けるリスクの高さは相当なものがあり、いったんトラブルが発生すると、安さによるメリットなど簡単に消し飛んでしまうほどの金銭的ダメージを受けてしまいます。

太陽光発電は長く稼働させるものだからこそ、経験豊富で設置・施工の質が信頼できる業者を選ぶようにしましょう。