太陽光発電投資をはじめる際に気になるシステムの寿命や経年劣化の状態について調査しました。システム全体の寿命だけでなく、部品ごとの寿命や寿命をのばすためのポイントも解説します。
一般的には20~30年が寿命と言われている太陽光発電システム。しかし、太陽電池の種類やパネルによっても劣化の速度が異なると言われています。太陽光発電の普及に伴い開発が進んだことで昔よりもシステムの性能は向上。40年の稼働を掲げている太陽光発電もあり、今後さらに寿命をのばしていくことが考えられます。
大阪府にある桑野太陽光発電所は設置から20年の間ソーラーパネルはもちろんパワコンすら一度も故障したことがないとか。他にも奈良県高取町の壷阪寺に設置されているシリコン系の太陽光パネルは1983年から30年以上稼働し続けています。一定年数を過ぎてからの劣化は避けられませんが、使い方次第でいくらでも寿命をのばせると考えられますね。
太陽光発電システムを支える大切な部品であるソーラーパネル。太陽の光を集める部分です。ソーラーパネルの寿命はだいたい20~30年。ただ中には100年もつものもあると言われていて幅があります。目安として押さえておいてください。
精密機械のわりに比較的寿命が長い理由は、モーターのようにずっと可動している部分がないこと。消耗が少ないので故障が起きにくくなります。しかし、いつまでも設置直後の状態をキープできるわけではありません。太陽光の熱や雨風などによって少しずつ劣化は進んでいきます。
故障の可能性は低いものの経年劣化は否定できません。産業技術総合研究所によってソーラーパネルの出力劣化特性を評価する実証実験が行なわれていますが、そこでも20年たつと出力が85~90%まで低下するという結果が出ています。設置したときの出力をキープするにはこまめなメンテナンスが重要になってくるでしょう。
パワコンとは太陽光によってつくった電気を家庭でも使えるような電気へと変換する装置のことです。装置が壊れると電気を買い取ってくれる業者へ送電できなくなるので、太陽光発電投資をするうえで大切な部分です。
パワコンの寿命は10~15年ほど。電化製品のようなものなので、ソーラーパネルと比べると寿命は短めです。故障も多いため20年間売電するためには、1度はパワコンを交換する必要が出てくるでしょう。ただ必ずしもある期間を過ぎると故障してしまうワケではなく、いかに丁寧に使われているかが寿命と密接に関係してくるようです。
太陽光発電の寿命を調べていく中で、17年という数字を目にしたことはありませんか?「20年以上もつんじゃないの?」とビックリした人が多いかもしれませんが、実はこれ法定耐用年数というもの。国税庁が定めていて、「資産的な価値を生み出せる期間はどれほどか」を表しています。税金の計算をするときに利用するもので、実際の寿命とは関係ありません。17年を超えても十分に利用できる場合がほとんどです。
太陽光発電システムを稼働し続ければ、気候による影響やシステムの異常などが少なからずは出てきます。経年劣化は避けられません。しかし、性能が低下するスピードは丁寧なメンテナンスを行なうことで遅らせることができます。投資による利益をアップさせるには、できるだけ長く高い性能で太陽光発電システムを稼働させなければなりません。定期的な点検やパネルの洗浄、除草は性能を保つために大切。施工業者を選ぶときには、メンテナンスの充実度も必ずチェックしておきましょう。手厚くケアしてくれる業者に依頼するのが最適です。
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