純金積立も太陽光発電投資と同様にローリスクでお金を増やすことができる投資方法として有名です。では、ローリスク同士、どのような違いがあるのか？を比較していきます。
定期預金の純金版と思って頂ければよいです。定期預金は毎月決まった額を銀行に預け金利を得て利益を得る方法。純金積立は、毎月決まった額の分だけ金を購入する手法になります。購入した金は専門の管理会社が責任を持って管理をしてくれます。
利益を上げる方法は、単純に購入時よりも金の価値が上がった場合の差額になります。例えば、1gあたり4,800円で購入し、その後、何年か掛けて5,000円まで上昇すれば、200円の利益になるわけです。もちろん下がることもあるため損益がでることも理解しておかないといけません。
純金積立は、初期費用は1,000円からで、平均費用も1万円程度と比較的、負担を小さくして投資することができます。そもそも投資というよりも積立という意味合いが強いため「ちょっとずつ貯金をする」というイメージで利用する人が多いです。その傾向が平均費用に出ていると言えるでしょう。対して、太陽光発電投資は数百万円～数千万円と平均費用は非常に幅広いです。
純金積立は名前通り積立の意味合いが強いです。したがって、利回りは言うほどよいものではありません。普通に銀行へ定期預金として預けたときの金利よりは良いという程度。純金自体が大きな価格変動が起きにくく、変動があったとしても無価値になることはありません。
例え、3,000円代に落ちたとしても、時と共に元通りになる可能性は高いです。太陽光発電投資は、基本的に9.5%前後の利回りで運用ができるようにコントロールされています。
共にリスクが低いというメリットを持っていますが「資産価値として安定しているのか？」という部分で大きな違いがあります。
デメリットは両者ともに、ローリスクだからこそ大きなリターンはないということです。特に純金積立は場合によっては雀の涙ほどしか増えていないことも(むしろ減っているときもある)。
純金積立の利回りはお世辞でも高いとは言えず、さらに手数料など少ない利益にも関わらず差し引かれてしまいます。そして、投資のため必ずしも利益を得ることができるわけではありません。
こう見るとメリットは全くないと思われますが「資産を守る」という視点では右に出る者がいないほどの強さを持っています。つまり、純金積立は「増やす」のではなく「守る」ためのもので、その中で少しだけでも増えていたらラッキーと思わなければならない投資です。
対して、太陽光発電投資は純金積立よりも高い利回りで利益を得ることができます。またリスクの面でも固定価格買取制度があるため、かなり低減することが可能。資産を守るという意味では純金積立に歯が立ちませんが、ローリスクで利益を得るという面では、こちらの投資方法が優れています。
結果、持っている資産を守るのか？ローリスクで少し増やすのか？どちらに重きを置くのか？で選択する投資方法が決まります。
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