太陽光発電所に投資を始めて4年になる三前(ミマエ)です。
現在9基の太陽光発電所を運営しています。
元々は年収300万円の税理士事務所の職員でした。現在は退職し、自分の発電所の管理運営に加えメンテナンス・草刈り・セミナー等をしています。
こちらでは実際に太陽光発電投資に取り組んでいる者として赤裸々に現実を書いていこうと思います。
今回は融資について書きたいと思います。
太陽光発電への融資は主に
①信販会社
②金融機関(銀行・信金)
③公庫(日本政策金融公庫)
の3つが大きく分けてあります。
メリット・・・とにかく早い!!簡単!!
信販会社と提携している会社しか使えませんが、最も早く審査してくれます。申し込み用紙と源泉徴収票を提出したら数日程度で結果がわかります。
早いので、物件の確保も容易です。
デメリット・・・金利は若干高めです。
一般的な銀行のプロパー融資より金利は高い傾向にあります。2%台前半が多いかと思います。
その他・・・融資期間は15年が一般的ですが、最近20年も出たようです。
銀行・信用金庫も太陽光発電に融資してくれる所もあります。残念ながら全ての銀行が取り扱っている訳ではありません。まず電話で確認し融資面談のアポを取るか、既につながりのある方に担当者を紹介してもらいましょう。
私はどんどん電話しました。また太陽光発電という分野自体がかなりニッチな分野です。銀行マンは優秀な方が多いとは思いますが、全ての商売に精通している訳ではありません。その辺りに注意しながら、可能性を探ってみてください。
メリット・・・金利が安く、融資額も大きく伸びる場合がある。
デメリット・・・時間がかかる。
審査は2週間から1か月ほど掛かるのが一般的です。審査に時間が掛かってしまい、融資可の連絡を受けた時には他の人に案件を取られてしまう事もあります。また経済産業省の名義変更・接道・収支シミュレーション等細かく審査をするので、それに耐えうる案件で受ける必要もあります。
審査の細かい要件は銀行によります。
また基本的にほとんどの銀行で営業エリア内の案件を求められると思います。これは住まいと太陽光発電所の住所どちらもその銀行の営業エリア内にある事が必要です。こうなってくると関東の人が九州の発電所を買う事はハードルが上がってきます。
基本的に住まいの近くの発電所の方が話が早いと思います。
日本政策金融公庫、略して公庫さんです。
政府系の金融機関で経済を活性化させる為、起業支援もしています。開業直後は普通の金融機関では「前期のデータがない」と断られる事も多いですが、公庫では親身に相談に乗ってくれるかもしれません。が、当たり前ですが誰でも融資が出る訳ではありません。
メリット・・・全国展開・金利安。
デメリット・・・支店・担当者による差が大きい。
公庫の場合、全国に支店がある為、銀行では難しかった遠隔地の案件も融資可能です。
また基本的には銀行より安い金利の場合が多いです。また年齢や性別によって金利の優遇が受けられる事もあります。
親方日の丸と言う事で一見、一律画一化されてサービスが提供されているのかと想像しますが、支店・担当者によってかなり取り組み方に差があります。
よく「〇〇銀行は年収1000万円ないと出ない」とか「あそこは太陽光には出さない」とか噂をよく耳にしますが話半分で聞いて下さい。
人それぞれの属性・年齢・住所・家族構成・資産全て違います。
銀行によっては地縁(地元との縁)を重視する所もあります。
まず直接確かめてみて下さい。
融資について「融資が出ません」と相談に来られる方で「何軒行きましたか?」と言うと「近所の2~3軒(ほとんどメガバンク)です。」と言う人もいます。
絶対に無理とは言いませんがメガバンクの敷居は高いです。預金者の立場であれば便利なのですが、融資となると余程のコネや資産がないと最初から融資へ辿り付く事は難しいです・・・。
逆に自分が住んでいるのに使った事のないマイナーな銀行・隣の県の銀行等の方が知名度がない分、新規顧客を探している事もあります。
また施工業者から紹介してもらうことも可能かもしれません。
私も今まで色々な銀行・支店に融資を申し込んできましたが、打率は2割位です。
また融資相談は手数料がかかる訳でもなく、どんどん相談してみましょう♪
融資を打診して断られる事はよくある事です。諦めずトライしてみて下さい。
自分の属性を上げる為、年収を上げたり自己資金を貯めたりしましょう。
私は融資面談の際に、事業計画書を持って行っています。銀行マンは忙しい方が多いと思いますので、太陽光発電所のデータや自分の状況・シミュレーション等まとめておくといいと思います。自分がどんな状況になっても返せるし、災害等のリスクも考慮に入れている事を伝えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
三前浩平 (みまえ こうへい)
【年収300万円の複業イクメンパパが副業投資力を
発揮してセミリタイアするブログ】
http://moneyadviserfor300man.blog.jp/
【千葉茨城の太陽光応援団mimaeの日記】
https://solar-club.jp/member/toybox/
https://www.facebook.com/kohei.mimae
1983年ブラジル生まれ。日本大学生産工学部管理工学科卒業。大学卒業後3年で520万を貯め25歳で飲食店で独立。4店舗まで拡大するも廃業。その後税理士事務所勤務の傍ら副業として太陽光発電所運営を開始。セミナー「年収300万円のサラリーマンでも出来た太陽光発電」を東京・神戸で開催。現在は独立し、太陽光発電所9基運営・太陽光発電所メンテンナンス・除草・セミナーを手掛ける株式会社Toyboxを経営。
株式会社Toybox 代表取締役。
一般社団法人 太陽光発電事業者連盟ASPEn会員。
一般社団法人 太陽光発電安全保安協会会員。
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