太陽光発電システムが受ける自然による被害には、台風や地震など色々なものが考えられますが、意外と見落としてしまいがちなのが「雹(ひょう)」です。あられと同じく空から降ってくる氷の塊で、激しく打ち付けられると太陽光発電システムが傷ついてしまうことがあります。
そこでこのページでは、太陽光発電システムと雹との関係性について紹介していきます。
雹が降ることによって太陽光発電システムが破損してしまうかどうか、結論からいうと壊れてしまう可能性は低いと言えます。
太陽光発電システムのパネルに取り付けられているパネルは、雹やあられといった落下物から受ける衝撃を防ぐため、強化ガラスで保護されています。JIS規格では、「1mの高さから直径38mm、重さ227gの硬球を落下させて、これに耐えること」と定められており、国内メーカーが製造しているものはこの基準に準拠しているため、通常の雹が落下する程度では破損することはほとんどありません。
太陽光発電システムのパネル部分の構造は、表面が強化ガラスで覆われ、その内側にあるシリコン状のセルは、封止材と呼ばれる樹脂で覆われています。この封止材は、セルの保護や雨水などの侵入防止、耐候性の向上させるため効果的です。さらにその下にある裏面保護フィルムには、耐候性や絶縁性などを確保する働きがあります。
雹による太陽光発電システムのパネルが完全に破損してしまう可能性は低いのですが、集中的に打ち付けられるとその可能性はゼロとは言い切れません。また、破損してしまった場合、その壊れてしまった箇所が見て分かるものであればよいのですが、見た目には何の変化がないものの、発電能力が落ちてしまっているというケースも考えられます。
このような場合に破損個所をチェックするための方法として、一般的に知られているのがサーモグラフィーによる発熱部分の特定や、断線チェッカーによる断線部分やバイパスダイオードの不具合の特定。これらの方法は、不具合が生じた箇所の特定をすることはできますが、不具合の状況や、その原因までを特定することは困難なのが現状です。
これに対し、最近、注目されているのがEL検査と呼ばれる方法です。この検査は、製造メーカーが出荷する前の品質検査の一環として行われるもので、破損している箇所はもちろん、PIDと呼ばれる高温多湿な環境で生じる劣化現象や、内部のクラック、接触の不良、ダイオードの故障などの特定までしてくれます。以前までは、この検査は屋外では行うことができませんでしたが、最近では、屋外で使用できる検査装置も開発されています。
見た目では分からないけれど最近、発電の量が減ってきたのではないかと感じている人は、EL検査で目視では分からない破損が生じている可能性があります。一度、調べてもらうのも良いかもしれませんね。
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